親子で虫歯治療をした井畑弘子さんへのインタビュー
「以前行っていた歯医者さんでは、怖くて子供が口を開けなかったんです」
-あいば歯科に来たきっかけを教えて下さい。
子供が診てもらって、よかったから、自分も診てもらおう、というのがきっかけです。
-お子さんはどうされたんですか?
幼稚園生の子供がいるんですけど、その子が虫歯だらけなんです。
実は、ここに来る前に、他の歯医者さんにも行ったんです。
だけど、なんていうか、男の先生で怖いんですよ。
子供も、すごく怖がっちゃって、治療の時に口を開けなかったんです。
-なるほど。
でも歯は痛いし、どうしようと思って。
そんな時に、スイミングクラブに貼ってあったあいば歯科のチラシを見て、行ってみようと思ったんです。
「怖かったら、歯磨きだけして終わりなんです。」
-あいば歯科に来て、どうでしたか?
すごい、良かったです。
何がいいかって言うと、子供が怖がってるうちは、何もしないんです。
-何もしない?
そうなんです。
怖かったら、何にも治療をしないで、歯磨きだけして終わりなんです。
子どもは、「歯磨きだったらできるよ」って言って、すんなり口を開けてましたね。
3回くらい歯磨きだけして帰りました。
「子供に機械を触らせてくれたり、怖くない工夫をしてくれるんです。」
-その後、治療はできたんですか?
はい。でも、歯を削る時の「キーン」っていうのは怖がるから、いきなり削ったりはしないんです。
銀色の先が細い器具で触るだけ。先生はカリカリって言うんだけど、
「今日は3回、カリカリって掘ったら帰ろうか?」って段階があるんですよ。
-なるほど。
それで、1~2ヶ月過ぎたかなあ、子供の不安が少なくなってきて、やっと削る段階になりました。
それでね、削る時に感動したのが、子どもに削る機械を持たせてくれるんですよ
-え、あの「キーン」っていう機械ですか?
そう。「ゆう君持ってみなよ」って。
子どもが持ったら、並んでるドリルを指さして
「ゆう君、この中からどれでやってほしいか選んでいいよ。」って言うんですよ。
-それで、無事に治療できたんですか?
はい。
子どもが「じゃあ、僕これでやる」って言って、それで治療してくれました。
もう、すごいですよ。本当に。
「怖くなったら帰らせてもらえるなら、自分も来てみようと思ったんです。」
-井畑さんご自身も、歯が悪かったんですか?
実は、私も、すごい虫歯だったんです。
でも、とにかく怖くて、「絶対歯医者さんには行かないって」痛いのも我慢してました。
-なるほど。
大人だって、怖いんですよ。
椅子に座っただけで、心臓はドキドキするし、おなかはグルグルするし。
でも、子供が治療した時に、「そっか、自分の時も怖くなったらそこで帰らせてもらおう」と思って、来る決心がつきました。
「治療室が普通のお部屋みたいで、歯医者さんぽくないんです。」
-ご自身が来てみて、どうでしたか?
使った器具を一生懸命洗ってるなとか、ちょっとしたことなんだけど、そういうところにすごく感激しました。
トイレもそうだし、医院が全部きれいです。
-他にはありますか?
私は、とにかく歯医者さんが怖いから、機械みたいなものがたくさんあるとすごいことをされるんじゃないかと思って怖くなっちゃうんです。
でもここは、機械とかが全然なくて、普通のお部屋みたいなんです。
治療室は個室になっていて、今日の治療に使う最小限のものだけが置いてあるんです。
「椅子の高さも、全部私好みにしてくれて、枕まで用意してくれる。」
-先生はどうですか?
先生は子供を見てくれたさおり先生なんですけど、とても信頼してます。
「怖くなったら帰るから」って言ったら、「あ、いいよいいよ」って感じなんです。
そんな先生いないなあって、そこからすごい信頼関係ができましたね。
-じゃあ、怖くないですか?
私の場合は、もう怖くないとわかっていても、やっぱりちょっと怖いんですよ。
それで、先生に、
「まっすぐに寝ると頭が下がって緊張が増す」って言ったんです。
そしたら、椅子の高さも全部私好みに調整してくれて。
あと、私、枕がないと嫌なんですね。
それを言ったら、次の回から、ちゃんと枕が準備してあるんです。
「前の歯医者では痛いところだけ治ればいいやって思ってた。」
-今はもう虫歯は治ったんですか?
はい。1年くらいかけて、全部治してもらいました。
前の歯医者さんでは、怖いから痛いところだけを直してもらってたんです。 でもここでは、全部調べてもらって悪いところ全部治しました。
-もし、また何かあったら、あいば歯科に来ますか?
はい、多分一生ここに来てると思いますよ。
私みたいに歯医者が怖い人って、絶対歯医者に行ってないと思うんですよ。
だから歯医者が怖いって思っている人は是非あいば歯科に来て欲しいです。
ちょっと怖いって思ったら「ごめん。今日帰る」って言うこともできるし。
-本日は、ありがとうございました。
取材ライター:伊藤雅